新たなエピック歴史の名将カテリーナが9月5日に登場します。

将軍の紹介

カテリーナ・スフォルツァは、イタリア・ルネサンス期における重要な女性政治家です。彼女はミラノのスフォルツァ家に生まれ、成人後、教皇の私生児と結婚しました。生まれながらの美貌に加え、卓越した社交術を持ち、ローマの貴族社会において巧みに立ち回りました。自ら軍を率いてサンタンジェロ城を掌握し、 枢機卿団に圧力をかけたことで、ローマの政争の中で一躍名を馳せました。

1488年、夫が暗殺されると、カテリーナは毅然と前に出て幼い息子の摂政となり、フォルリとイーモラを統治しました。彼女は速やかに反乱を鎮圧し、軍の士気を安定させ、たび重なる反乱軍の侵攻を撃退して、スフォルツァ家の支配を確固たるものにしました。その後の10年間、彼女は要塞を築き、軍政を整備し、税を軽くして民の生活を安定させ、平和をもたらしました

1499年、フランス軍と教皇軍が連合してフォルリを奪取しようと大軍を率いて来襲しました。カテリーナは降伏勧告をきっぱりと拒否し、自ら甲冑をまとって城を守り、わずかな兵力で数か月にわたり強大な敵軍に抗いました。最終的に城は陥落しましたが、その指導力と不屈の意志はすべてのフォルリ市民の尊敬を集め 、「フォルリの虎」と称され、その名声はヨーロッパ中に轟きました。

政治だけでなく、カテリーナは多彩な才能でも知られています。園芸を好み、錬金術や薬学を研究し、文学や芸術の支援にも尽力しました。彼女が収集した書物 、処方、器具の数々は、今なお貴重な遺産として後世に大切にされています。

カテリーナはその生涯を通して、権力の嵐の中を果敢に突き進みました。イタリアが都市国家に分裂し、列強の干渉が相次ぐ時代にあって、彼女はその意志と手腕で世界に立ち向かい、幾度となく裏切りや没落に遭いながらも、決して抵抗を諦めることはありませんでした。彼女はルネサンス期において一国を治めた女領主であり、歴史に名を残す勇敢な女性なのです。